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【出演】
畠山理仁
宮原ジェフリー
【ゲスト】
尾﨑全紀
日本で選挙に立候補するには非常に高いハードルがあります。
町村議会議員選挙の15万円を下限に、衆参の比例区での600万円までの供託金の用意、掲示板ポスターや配布用のビラの印刷、選挙事務所の借り上げ、選挙カー、選対ボランティアの人員などの経済的、人的リソースだけでなく、普段の仕事をしながら選挙運動をすることは非常に困難なため、職を辞して退路を絶って立候補する人も少なくありません。
それだけでなく、選挙に立候補するとなると世間の見る目も変わります。
名前も顔も経歴も世間に出して市民の選択肢として名乗りをあげる候補者は、特に当選がかなわなかった場合、「選挙に落ちた人」というレッテルを抱えながらその後の生活を営むことになります。
そういった多大なリスクを抱えた上で選挙に立候補する人々へのリスペクトが必要であるということを私たちは度々訴えてきました。
また、当選者となれなかったとしても、この社会を変革するためにさまざまな活動を続けている人も少なくありません。
選挙期間中はそういった方々の活動に注目が集まることがありますが、選挙が終わったあとに振り返られる機会はあまり多くありません。
過去に立候補をした人たちはそういったリスクをどのように乗り越えてきたのか、また、選挙後にはどのような活動をしてきたのかを聞き取ることで、次に選挙に立候補を考える人たちの助けになることを、そして高すぎるハードルが設けられている日本の選挙制度の問題点を考え、改善に向けた一石になることを企図しています。
第1回となる今回は、尾﨑全紀さんをお迎えします。
尾﨑さんは2019年の参議院議員選挙(大阪選挙区)と2020年の埼玉県坂戸市長選挙に立候補なさいました。
尾﨑さんが選挙に立候補した経緯や、政治活動の魅力、選挙後の取り組みなどについてたっぷりお話を伺います!!